傾いて揮発


澄んだ空気沈む表層ただ撫でる

このまま自滅したっていいね

花ごとき散ってしまえば日の終わり空が変貌只々仰いで

純粋は雪の夢だと恥知らず

まどろみに抗いクリームとろけだす

分厚い石英 中は乳白色

許されたい火室はどうにも止められない時間を待つだけ死を選ぶだけ

飲み干したバスケットの中木漏れ日が侵入していく白昼夢のよう

手はいずこモヤに揺れては虚無の中

あの娘の眼傾いて揮発沼地の中